・・・ ロメスコソースと焼きネギ ・・・
近所のかかりつけ診療所のフランス人女医による 『アンタ、子宮無いよ事件(こちらをご参照下さい → fishtripcafe.com/jp/?p=4319)』以来、脳が「この国では自分の身は自分で守らないと死ぬぞ」という指令を出しているようで、免疫機能が大幅に向上している気がします。
昔は季節の変わり目ごとに風邪をこじらせていたりしたのですが、今では滅多に風邪もひかず、ごくたまに熱がでたり具合が悪くなったとしても、ネギとにんにくと生姜を大量に食べて布団を3枚ぐらいかぶって寝るとすっかり治るようになりました。危機感に直面して原始の本能が目覚めたようです。自己防衛システムの抜本的改善。あの女医、実はものすごい名医なのかもしれません。海外版の大門未知子なのかもしれません。
さて、今日のレシピはロメスコソース。スペインのカタルーニャ地方のソースで、トマトとナッツとにんにくを主に使ったコクのあるクリーミーなディップソースです。焼き野菜や魚やお肉、パンなど、なににつけても美味しいのですが、スペインでは特に ”カルッソ” というネギを焼いたときにつけるのが伝統のようなので、カルッソではないけれど、そこらへんで売っていたネギを適当に焼いてソースにつけて食べてみました。ネギ、何本でもいけますねこのソース。今度体調が悪くなったときにはこの栄養たっぷりのロメスコソース&焼きネギで治療しようと思います。
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— ロメスコソースと焼きネギ(4人分ぐらい)—
ネギ 適量
オリーブオイル 少々
塩こしょう 少々
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* ロメスコソースの材料 *
トマト(熟したもの)3個
赤ピーマン 1/2個
にんにく 6片
パン 1/2枚
アーモンドフレーク 30g
オリーブオイル 大さじ3
赤ワインビネガー 大さじ3
パプリカパウダー 小さじ1/4
チリパウダー ひとつまみ
塩 少々
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— ロメスコソースの作り方 —
オーブンは220度に熱しておく。
アルミホイルをひいたオーブントレイの上に半分に切ったトマト、1/4サイズに切った赤ピーマン、にんにく片(皮付きのまま)を乗せ、オリーブオイル少々(分量外)と塩ひとつまみを上から少々回しかけて、15~20分焼く。焼き上がった野菜はオーブンから出して粗熱をとる。
アーモンドフレークはほんのりキツネ色になる程度にフライパンで煎る。パンは適当に焼いて一口大にちぎる。
トマト、赤ピーマン、にんにく(皮から取り出しもの)、パンをフードプロセッサーにかけてピューレ状にする。アーモンドフレーク、オリーブオイル、赤ワインビネガー、パプリカパウダー、チリパウダーを加えて、すべてをフードプロセッサーにかける(アーモンドの食感が残っていたほうが良いならサッと)。出来たソースの味をみて、必要なら塩を少々足す。
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ネギは適当な大きさに切って、オリーブオイルと塩こしょうを少々上からまわしかけ、オーブンかグリル、またはフライパンで中まで火が通るようにじっくり焼く。
ロメスコソースを器に入れ、焼き上がったネギや、お好みの焼き野菜、パンなどを添えて出来上がり。