・・・ 大葉とサンドライトマトのパスタ・・・
うっかりヨークシャーに引越しをして、フラフラと遊びに出歩く時間が極端に減ってしまった私はある日思い立ちました『そうだ裏庭でシソを育ててみよう』。
せっかく空気の綺麗なところに来たのだし、土もそこらへんにあるし、駅まで遠いし(←関係ない)、自分で育てたハーブでお料理を作るとか、なんだかいい女風♡
イギリスではなかなかシソが手に入らないので、シソ好きの私はロンドンのフラットでも栽培を何度か試みたことがあるのですが、キッチンに置いた小型プランターの中ではやはり上手くは育たず、悔しい思いを抱えながら代わりにバジルを噛み締めておりました。
ロンドンでは、大量に蒔いた種の中から奇跡的に何本か芽が出ればいいような感じだったので、今回も一応念のため大量に種を蒔き、待つこと約2週間。
出てくる出てくる、かいわれ大根かよ?ってくらい芽が出てきます。間引いても、どんどん出てきてぐんぐん成長。さすがヨークシャー、羊の群れに毎日どんなに草を食い散らかされようともビクともしない緑逞しい土壌なだけあります。
こうしてしばらくの間、ほくそ笑みながらシソ料理の数々を堪能していたのですが、ある時、やつらの成長にこちらの消費量が追いつかなくなりました。
裏庭で密生するシソ。
今まで見たこともない異国のハーブに、近所の人たちも戸惑い気味のご様子。
日本人はおそらく私ただ一人であろうこの町で、何もしなくても異質感&ミステリアス感を一手に引き受けているのに、そいつの家の裏庭で密生する謎のハーブ。
『和風ハーブ』『違法ハーブ』、なんだか語呂も紛らわしいです(ここが英語圏でよかったです)。
それに付け加え、彼氏の髪型がドレッドということも、疑惑をしっかりとサポートしてくれています。
早急にこの問題を解消すべく、毎日シソの消費に頭を悩ませている今日この頃。
ということで、本日のレシピは大葉とサンドライトマトのパスタ。
サンドライトマトとパルメザンチーズの旨味と大葉の風味がマッチした、さっぱりだけどコクのある、疑惑の解消にもってこいのパスタです。
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— 大葉とサンドライトマトのパスタ(2人分)—
スパゲッティ 160g
オリーブオイル 大さじ2
にんにく 2片
サンドライトマトのオイル漬け 5~6枚
赤唐辛子フレーク 少々(お好みで)
塩、黒こしょう 適量
大葉(千切りにしたもの)6枚
パルメザンチーズ(すりおろしたもの)大さじ2
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たっぷりのお湯に塩を少々加え、スパゲティをアルデンテに茹でる(スパゲッティを茹でたお湯を大さじ2杯残しておいて下さい)。
にんにくはみじん切りに、サンドライドトマトはオイルを切って細切りにする。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて香り出るまで約1分中火で炒める。サンドライドトマトと唐辛子フレークを加えて軽く炒め、スパゲッティと残しておいた茹で湯大さじ2杯を加えて、塩、黒胡椒で味を整える。
お皿にパスタを盛りつけ、千切りにした大葉とパルメザンチーズをふりかけて出来上がり。
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