Pancake

・・・ パンケーキ・・・

こんにちは。数日前、私はあるひとつの重要なことがらに気がつきました。

『ELLE gourmet』という素敵なお料理雑誌があるのはご存知だと思いますが、実は今年度から、その ELLE groumet の ”フーディーズクラブ” というメンバーの1人に選んでいただきまして(身に余る光栄でございます)、編集部から定期的にいただいたテーマに沿ってフーディーズクラブのメンバーたちが料理を考えて写真を撮り、それをインスタにアップ → ELLE gourmet のWEB記事と連動、という企画などに参加させていただいております。他メンバーさんたちの素晴らしい創作に良い刺激をもらいながら、楽しくやらせてもらっています。

今月は10月ということもあり、フーディーズクラブの今回のテーマは『キモかわハロウィン』。
このテーマをいただいた時、私は思いました。
「なるほど。じゃあ、私がふだん ”あえて” 隠している『かわいい』をちょっこと出せばいいんだな。」と。

ええ、自分がふだん魔界系なのは自覚しています。でもそれは、「私は ”あえて”『かわいい』を出さないようにしているだけ。その気になれば『かわいい』ぐらい、いくらでも余裕で出せるし。」と、”そこの蛇口をひねったらいつでも水出てくんだろー” ぐらいの感覚でいたんです。
ですが、与えられたテーマに沿って撮影をする段階になって気がつきました。「あれ?『かわいい』が全く出てこなくね???」と。

はい、それはもう一生懸命血まなこになって、自分の中の『かわいい』を探しました。
日本のかわいい文化の象徴であるきゃりーぱみゅぱみゅの動画を何本も見て『かわいい』のスイッチを入れようともしましたし、近所のスーパーに内股歩きで買い物にも行ってみました。ですが、探せども探せども自分の中に『かわいい』が全く見当たらない。その衝撃の事実に愕然とし、『かわいい』を見くびっていた愚かな己を恥じました。

いいですか、
「私はまだ『かわいい』に本気出していないだけ」「やる気になればいつでも首を30度に曲げて上目遣いができる」などと思っている、今このブログを読んでいるスクリーンの前のそこの皆さん、あなた達にお知らせがあります。よく聞いてください。耳の穴かっぽじってよく聞いてください。

”『かわいい』は才能です。
生まれ持った資質、そして日頃からのたゆまぬ鍛錬の賜物です。
一朝一夕にして簡単にかわいいを手に入れられると思ったら大間違いです。かわいいをナメていると大変なことになりますよ。”

ということで、『かわいい』への修行の道を歩きはじめた私の今日のおやつは、かわいい食べもの界の番長・段々重ねのパンケーキ。以前の自分なら「小麦粉ばっかりこんなに喰えるかよ。」と絶対に敬遠するおやつですが、反省し心を入れ替えた私は、フルーツや粉砂糖で盛りつけをし、そして背後にはお花のブーケまで飾っています。
まぁ、まだ修行は始まったばかりですからね。段々重ねのパンケーキ番長をもってしても、仕上がりはかわいい系にはならず、なんだか謎のエレガント系になってますけどね。

『かわいい』への道のりは長く険しいですが一歩一歩前進し、いつの日かゴールにそびえ立つキティちゃんの銅像を拝める日が来るよう日々精進していきたいと思います。

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— パンケーキ(8枚分)—

小麦粉 200g

砂糖 大さじ3

塩 小さじ1/2

ベーキングパウダー 大さじ1と1/4

牛乳 300ml

卵 1個

溶かしたバター 大さじ3

メープルシロップ or はちみつ 適量

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小麦粉と砂糖、塩、ベーキングパウダーをふるい合わせてボールに入れる。

別のボールに、牛乳と卵、溶かしバターを入れて混ぜ合わせる。小麦粉のボールの真ん中に流し入れ、泡立器で生地がなめらかになるまで混ぜる。

1/8量の生地をおたまですくい、テフロン加工のフライパンかホットプレートに丸く落とし中火で焼く。表面にプツプツと気泡ができてきたら、ひっくり返して両面がキツネ色になるように焼く。

メープルシロップかはちみつをかけて出来上がり。