・・・ カリフラワーとアンチョビのパスタ・・・
見た目は地味だけれど、手間もかからず美味しくて飽きのこないパスタ。女性に例えると、結婚するには一番良いタイプです。
トマトソース子のように、ルックスは派手で可愛いけれど、ちょっと食べ方を間違えるとシャツに赤いシミをつけられたり、「実は私、合挽肉くんともベーコンくんとも相性がいいの♡」などといって浮気されることもなく、
クリームソース美のように、食べはじめは美味しいけれど、そのうち濃くて重いソースにうんざり、最後はねっとりと絡まれてなかなか別れられずに胃もたれ、ということもなく、
ボンゴレ恵のように、清楚で愛らしい外見とはうらはらに、実際食べはじめたら殻が多くて面倒くさいうえに、いつかはシーフードパスタにランクアップしようと「年収2000万円以上の男じゃないとダメ」などと言いだすこともない、
それがこのカリフラワーとアンチョビのパスタ。
今、「パスタへのネーミングの付け方が昭和すぎ」と失笑したそこの平成ヤングピーポー。あなたたちと、ケチャップで作った喫茶店のナポリタンの美味しさが共有できなくて残念です。
そして、世代に関係なく「てゆーか、そもそもオマエ何言ってんだ?」と思ったそこのかたがた、私も自分で書いていてそう思います。気が合いますね♡
熟成されたアンチョビとパルメザンの旨味に、赤唐辛子とケッパーでちょっとした刺激もアリの、地味にイイ女系本日のごはん。”パスタを擬人化しているヒマがあったら自分の女度をどうにかしろ”、というごもっともな現実は直視せず、ただひたすら擬人化と妄想を繰り返す2月半ばの日曜日の午後。
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— カリフラワーとアンチョビのパスタ(2人分)—
カリフラワー(上部の柔らかい部分) 200g
オリーブオイル 大さじ4
アンチョビ(粗めのみじん切りにしたもの)6枚
にんにく(みじん切り)2片
ケッパー 大さじ1
赤唐辛子フレーク ひとつまみ(好みで調整してください)
パスタ(ペンネ)180g
パルメザンチーズ 適量
黒こしょう 少々
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カリフラワーは上部のフサを小さめにカットする。
フライパンにオリーブオイル大さじ2を熱し、カリフラワーを入れて、焼き目をつけながら中まで火が通るように中火でしっかり炒める。
オリーブオイル大さじ2をフライパンに加えて、アンチョビ、にんにく、ケッパー、赤唐辛子フレークを入れ、にんにくがキツネ色になるまでサッと炒める。
大きめの鍋にたっぷりとお湯を沸かし、ペンネパスタをアルデンテに茹でる。
茹で汁大さじ2とお湯を切ったパスタをフライパンに加えて混ぜ炒める。
お皿に盛りつけ、パルメザンチーズと黒こしょうをふりかけて出来上がり。