・・・ダークチョコレートケーキ・・・
プレゼント。贈るのも贈られるのもワクワクしますよね。相手のことを思い浮かべながらプレゼントを選んでワクワク。プレゼントを受け取って包装紙を開けるときのワクワク。
そして、プレゼントはその人のセンスや、贈り主が贈り相手に対してどういったイメージを持っているかがわかったりするので面白いです。
たとえば、うちの母は未だに私にキティちゃんグッズをプレゼントにくれたりするのですが、それはきっと私が高校を卒業してすぐに実家を出て遠く離れ、それ以降なかなか会える機会もないので、たぶん母の中での私のイメージは18歳のころのままでストップしているからなんだと思います。ですがお母様、あなたの娘は幼少の時分からキティちゃんのことは ”口の無い猫” としか思ったことがなく、キティちゃんグッズを愛用していたことはただの一度もありません。
あと、今までで印象に残っているプレゼントといえば、あれは私が人生で初めて就職した会社でのこと。
新入社員だった私はその日の朝も一番に会社に到着し、デスク周りの掃除などをしておりました。すると私の机の引き出しの中にプレゼントの包みを発見。その日は私の誕生日だったので「きゃー、誰?こんな粋なことする人♡」とすっかり舞い上がり、ウキウキワクワク全開でプレゼントの箱を開けました。
. . . . . 。
箱の中にはニワトリらしき人形が入っており、そのニワトリについていたボタンを押してみたところ「コケーーーッ!!」と絶叫し、卵を生みました。
ボタンを押すたびに「コケーーーッ!!」そしてお尻から卵がポトッ。
誕生日の朝っぱらからかなりの衝撃度でした。
このニワトリは、どうやら私のことを秘かに好きだった上司が贈ってくれたものらしく、昼休みにその上司に呼び出されて「どう?プレゼント気に入ってくれた?」と聞かれました。
. . . . . 気に入る訳ねーだろ。
さすが、数いる新入社員の中から私のことを好きになったセンスなだけありますね。どうかしています。
さて、今日のレシピ。
お花にスイーツというプレゼントの二大巨頭を合わせて作ったザ・プレゼント用ケーキ。ダークチョコレートを練り込んだしっとり濃厚なチョコレートケーキにラム酒入りのバタークリームをコーティングしたちょっと大人のケーキです。大好きなあの人にプレゼントした際「こんなに1人で喰いきれねーよ」と言われても「バタークリームは日持ちするから大丈夫♡」と切り返せるすぐれもの(とはいえ、このレシピは甘党の人10人分ぐらいあるので量を調整してください)。
そして私はこのケーキを誰にプレゼントする予定なのか?
。。自分にです。
ええ、自分にプレゼントする用に自分で作りましたがそれがナニカ?だからナニカ?
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— ダークチョコレートケーキ(直径15cmの深形ケーキ型 2台分) —
ダークチョコレート 100g
バター(室温に戻したもの)250g
ブラウンシュガー 125g
グラニュー糖 125g
塩 小さじ1/2
卵 3個
小麦粉 250g
ココアパウダー 100g
ベーキングパウダー 小さじ2
牛乳 280ml
デコレーション用の花やフルーツなど(お好みで)適量
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— ラム酒入りバタークリームの材料 —
バター(室温に戻したもの)160g
アイシングシュガー 200g
ラム酒 大さじ2
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オーブンは180度に熱しておく。
直径15cmの深型ケーキ型を2つ用意し、内側に薄くバターを塗っておく(材料外)。
ダークチョコレートは湯煎で溶かし粗熱をとる。
室温に戻したバターとブラウンシュガー、グラニュー糖、塩をボールに入れ、バターが白っぽくなるまで泡立器でよく混ぜる。
卵を溶きほぐし、少しずつボールに加えて分離しないようにその都度良く混ぜる。
別のボールに小麦粉とココアパウダー、ベーキングパウダーをあわせてふるっておく。
バターのボールに溶かしたダークチョコレートを加え、粉類を半量入れて混ぜる。さらに牛乳を少しずつ加えてすべてを混ぜ合わせる。
残りの粉類をボールに加え、全体をさっくりと混ぜる。
生地をケーキ型2台に分けて流し入れ、表面を平らにする。オーブンで約45分焼き、中まできちんと焼き上がっていたら(中央に串をさして生地がついてこないかチェックしてください)型から出し、網の上でよく冷ます。
焼き上がったケーキを2枚、もしくは3枚にスライスする。
ラム酒入りバタークリームをスライスしたケーキの断面に薄く塗り、他のスライスを重ねて繰り返す。側面と上部に残りのバタークリームを薄く塗る。
好きな花やフルーツなどでデコレーションして出来上がり。
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ラム酒入りバタークリームの作り方:室温に戻したバターにアイシングシュガーを少しずつ加え、その都度泡立器で良く混ぜ合わせる。ラム酒を加え、クリーム全体をよく混ぜて出来上がり。