Pizza Margherita

・・・ ピザ・マルゲリータ・・・

ナポリのピザ代表、マルゲリータ。19世紀ナポリの名ピザ職人ラファエーレ・エスポジトが、イタリア国旗を表現した緑(バジル)、白(モッツァレラリチーズ)、赤(トマトソース)のピザを作って当時の王妃マルゲリータに献上し、
それを王妃が大変気に入ったことから敬意を込めて ”ピザ・マルゲリータ” と命名したそうです。

国旗といえば、私は万国旗の中で日本の日の丸が一番好きだったりします。シンプル is ベスト。潔くわかりやすくてていいです。イタリアの国旗は食欲をそそる色合いではありますが、ハンガリー、ブルガリア、メキシコの国旗もすべて同じくマルゲリータピザなので紛らわしいです。

そういえば昔学生だったころ、飲み会の席で色々な国籍の友達と国旗や国歌の話になり、酔っぱらったついでに各々それぞれの国歌を歌ってみようということになりました。
私の番になったので、日本の国歌『君が代』を熱唱すると、あんなに盛り上がっていた飲み会の席が水を打ったように静かになりました。ビートのきいたアップテンポな行進曲が国歌の西洋ピーポーには、この、ブライアン・イーノも真っ青のアンビエントな楽曲『君が代』はレベルが高すぎたようです。
歌詞の内容を聞かれたのですが、当時の私は君が代の歌詞の意味なんてさっぱりわからず、でも何か答えなければいけないと思い、 ”苔のむすまで” という最後のフレーズから自分なりに推測して「ブルーチーズ的な感じ」と答えておきました(ええ、非国民と呼んでくださってけっこうです。祖国のみなさん申し訳ございません)。そのあまりのアバンギャルドな国歌に、西洋ピーポーは東洋の神秘ジパングに怖れにも似た憧れを抱いたようでした。

さてさて、マルゲリータ。モチモチのナポリスタイルのピザ生地がポイントです。試行錯誤の末にたどり着いたピザ生地に満足満足。のせる具材はお好みのアレンジでどうぞ。

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— ピザ・マルゲリータ(直径約25cm 2枚分)—

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—  ピザ生地の材料 —

強力粉 300g

塩 小さじ1

ドライイースト 3g

ぬるま湯 200ml

オリーブオイル 少々

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トマト水煮缶 200ml

にんにく(すりおろしたもの)1片

塩こしょう 少々

モッツァレラチーズ 大1個(120g)

バジルの葉 適量

オリーブオイル 少々

黒こしょう 少々(オプション)

パルメザンチーズ 少々(オプション)

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強力粉、塩、ドライイーストはふるい合わせておく。

ボールにぬるま湯を入れ、粉類を半量加えて良く混ぜ合わせる。残りの粉類をボールに加え、手でこねる。作業用の小麦粉(分量外)をひいたまな板の上に生地を移し、約15分ほど生地にツヤがでるまでよくこねる。

生地をボール型にまとめて湿らせた布をかぶせ、常温で約20分ほど休ませる。

小麦粉をひいたまな板の上で休ませた生地を少しこね(10秒ほど)、ふたつに分けてボール状になるように綺麗に丸める。

トレイの上に置き(膨らむので離して置いてください)、表面が乾燥しないよいうにオリーブオイルを薄く塗ってラップをかけて冷蔵庫で8時間ほど寝かせる。

生地は焼く1時間ほど前に冷蔵庫からだして常温に戻しておく。

手で生地を伸ばす(生地の端のほうはつぶさないようにして、直径約25cm程度まで広げる)。

オーブンは最高温度(250度ぐらい)に熱しておく。

トマトの水煮とにんにくのすりおろし、塩こしょうをボールに入れ、フォークでつぶしながら混ぜる。

ピザ生地にトマトソースを塗り、スライスしたモッツァレラチーズとバジルの葉を並べて、上からオリーブオイルを少々まわしかける。

オーブンに入れ、耳の部分がふっくらと膨らむまで約8~10分焼く。

オーブンから取り出し、耳の部分をガスバーナーで炙って焦げ目をつける(もしくは魚焼きグリルを使用して焦げ目をつける)。

お皿にのせ、黒こしょうとパルメザンチーズ、オリーブオイルを好みでまわしかけて出来上がり。