Blueberry Lemon Yogurt Cake

・・・ブルーベリーのレモンヨーグルトケーキ・・・

先週末、久しぶりに妹の家に遊びに行きました。手みやげ用に焼いたブルーベリー入りレモンヨーグルトケーキ。しっとり系もちもち枠の素朴でやさしいケーキです。

このブログ用の撮影でこねくり回したケーキを紙に包み、素知らぬ顔で「はいこれ、おみやげ」。
でもまぁ平気でしょう、北海道の実家にいたときは道端のわけのわからない木の実を食べたり不気味な野の花の蜜を一緒に吸ったりして「うめー」と言っていた仲なんですから。

私と同じく妹もイギリスに住んでいるのですが、住んでいる場所が離れているのとお互いそれぞれの生活があるのとで、ごくたまにしか会いません。それでもさすが2親等、その阿吽の呼吸っぷりはブランクを全く感じさせません。

同じ家で生まれ同じ親に育てられたにも関わらず、妹は私とは正反対の性格です。しっかり者で真面目で利他主義、やるべきことを完璧にきちんとこなす我が妹。末っ子の特権 ”甘え” など皆無な、軍隊のような女です。末に生まれ、変わり者の姉、ヤンキーの兄を見て育ち「ああはなるまい。私はしっかりしよう。」と思って成長したのでしょう。
すべてにおいて道理にかなった妹の言動に、いまだにチャラいこの私がつっこみを入れようものなら匍匐前進でやってきてぶっ飛ばされそうですが、ただ、ワタナベ家のDNAに組み込まれた ”行き過ぎ体質” は妹にもしっかりと受け継がれています。
規律を完璧に守るその性質ゆえ、つねに40分前行動。10分前行動なら尊敬もされますが、40分も前となると大抵の場合逆に迷惑です。
秩序を重んじるがゆえ、並んでいる列に誰かが割り込んでこようものなら、それがたとえマイク・タイソンがスカートをはいたような恐ろしいババアであろうとも決して容赦しません。タイソンと喧嘩している間に10人ぐらいに余裕で順番を抜かされていきますがそれはいいのでしょうか?
真面目すぎるがゆえ、美容師になった当初は「美容師はいつも尖っていなければならない」という己のポリシーに沿うために(ポリシーが意味不明すぎますが…)、したくもないのに自分の髪型を緑色の坊主頭にして物理的に可能な限りの数のピアスを開け(その重みで耳がちぎれていました)、なんだかとても気持ちの悪いマリモみたいなルックスで職場に通っていました(もちろん40分前出勤)。

子供のころは、4歳という歳の差は大きくてあまり一緒に遊んだ記憶はないのですが、大人になった今はもはや親友の1人。性格が真逆なので未だにお互いのことを全く理解できていないと思いますが、そこらへんもまた面白くていい感じです。”家族” という一生変わらない深い関わり合いがすでにあるので、わかり合えないぐらいのほうが色々と楽しめて良い気がします。

家族ネタや地元ネタで爆笑しながら食べるケーキはいつもより美味しくて、妹がいて本当によかったと、お母様グッジョブ♡ と思った週末でした。

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— ブルーベリーのレモンヨーグルトケーキ(22cm パウンド型1個分)—

小麦粉 250g

ベーキングパウダー 小さじ2

塩 ひとつまみ

バター(室温に戻したもの)120g

砂糖 200g

レモンの皮(すりおろしたもの)1個分

溶き卵 2個分

プレーンヨーグルト(無糖)100g

アーモンドプードル 30g

ブルーベリー 200g

粉砂糖 少々(オプション)

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— レモンシロップの材料 —

レモン汁 1個分

砂糖 70g

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オーブンは180度に熱しておく。パウンド型の内側にバターを塗っておく(材料外)。

小麦粉とベーキンングパウダー、塩ひとつまみを一緒にふるっておく。

大きめの別のボールに室温に戻したバターと砂糖を入れ、泡立器で約5分、バターのクリームが白っぽくフワッとなるまでしっかりと混ぜ合わせ、すりおろしたレモンの皮を加えて混ぜる。バタークリームに溶き卵を少しずつ加え、その都度泡立器でよく混ぜ合わせる。

ふるっておいた粉類とヨーグルトをバタークリームに加えて混ぜ合わせ、最後にアーモンドプードルを入れてさっくりと合わせる。

パウンド型に生地の1/4量を入れ、ブルーベリーの1/3量を散りばめる。残りの生地とブルーベリーも同じ要領でレイヤー状にしていく。

オーブンに入れて約50~60分、中まで火が通るように焼く。焼き上がったケーキは型に入れたまま5分ほど放置して粗熱を取る。

レモンシロップの材料を混ぜ合わせ、スプーンを使ってケーキの上からかけて染み込ませる(5分ぐらい)。

ケーキを型から取り出して網の上にのせて冷ます。粉砂糖を上から少々ふりかけて出来上がり。