Carottes Rapees

・・・キャロット・ラペ・・・

ブログも放置しておりましたが、他の様々なことを放置してしばらくダラダラと過ごしていたところ自分の存在というものに疑問を持ちはじめたので、物理学系の本(とはいっても、サルでもわかるやつです)などを読みあさって物質について調べていたら自分どころか万物の存在について混乱しはじめ、結局、「てか、そんなことより今日何食べるかのほうが大事じゃね?」という結論に落ち着いたワタナベです。お久しぶりです。
まったく、ヒマだとロクなこと考えないですね。あまりダラダラしないほうがいいですよ皆さん(そこの貴方、今、”オマエが言うな” と思いましたね。お見通しですよ♡)。

ということで、今日のレシピはフランスの家庭料理の定番、キャロット・ラペ。にんじんが馬並みにモリモリ食べられます。くるみとレーズンをアクセントに加えるバージョンが私のお気に入りです。

おフランスといえば、私のフランス人の友達とその子供が先週末うちに遊びに来ておりました。彼女とは、私がイギリスに住みはじめたばかりのころに知り合ってそれ以来17年間ぐらいずっと友達なんですが、毎回彼女に会うたびに ”『三つ子の魂百まで』というのは本当だ” と思わされます。
出会ったころはまだ10代で、あどけない顔のミニスカート姿でそこらへんをピョンピョン飛び回っていた彼女も、今や6歳児の母。学校を卒業しフランスに帰国したあとも定期的に会っているんですが、就職、結婚(フランス婚ですが)、出産、子育て、離婚 etc. という数々の人生の重大イベントを経ても、根本的な考え方や行動が全く変わりません。『自由で無邪気 + 恋愛体質』。さすがおフランス。
パートナーがいようが子供がいようが、どの時点の彼女もいつも誰かに恋をしています。よくそんなにいつも好きな人ができるよなー、と。ま、それも才能のひとつなんですよねきっと。「私は、誰かの妻、子供の母である前に1人の人間、女だからね。ああ、恋ってせつないけど素敵。セラヴィ」と言い放つ彼女。極東で生まれ育った私にはよくわからない概念です。不倫問題で涙ながらに謝罪しているベッキーのもとに彼女を派遣してあげたいです。10分で元気になると思います。
彼女のような恋愛至上主義的な生き方は私の資質にあっていないのでできませんが、いつも誰かに恋をして、毎回同じようなことで舞い上がったり落ち込んだりしている素直で可愛い彼女を見ているとこっちまで元気になります。子供もハッピーでいい子に育っているし、本人も楽しそうだし、自分の好きなように真っ直ぐ生きている彼女のことが大好きです。80歳になっても90歳になっても、彼女には死ぬまでずっと誰かに恋をしていてほしいと思います。

あ、でもただひとつ、会うたびに「ねぇねぇ、私変わったと思わない?」と本気で言ってくるのがウザいのでそれはやめてほしいです。面倒くさいので毎回「そうだね」と答えてはいますけど。
. . . 全く変わってねーよ。

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— キャロット・ラペ(3~4人分)—

人参 150g(2本)

くるみ 40g

レーズン 30g

イタリアンパセリ(刻んだもの)大さじ2

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*ドレッシングの材料*

レモン汁 大さじ3

オリーブオイル 大さじ1

はちみつ 大さじ1

マスタード 小さじ1

塩こしょう 少々

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人参はできるだけ細い千切りにする(もしくは目の粗いチーズおろし器ですりおろす)。

ドレッシングの材料をボールに入れて混ぜ合わせる。

人参の千切りをドレッシングで和え、くるみとレーズン、パセリを加えてさっくりと混ぜ合わせて出来上がり。