Mushroom Risotto

・・・きのこのリゾット・・・

北海道の田舎で生まれ育ったので、子供のころは毎年秋になるとキノコ狩りへと駆り出されました。お弁当を持って行楽気分で行く楽しいキノコ狩りではなく、『袋いっぱいにキノコを収穫してこない限りこの山から出られると思うな』という強制労働的なやつです。キノコが採れなければ冬眠前で食欲マックスなヒグマと一緒に山で暮らすはめになるので、それはもう血眼でキノコを探しました。

そんななか、たまに見つけるドクツルタケ。”死の天使” の異名を持つ純白の美しい猛毒キノコ。薄暗い針葉樹の森の中にスッと白く真っ直ぐに佇み「私のこと食べてみたいならどうぞ。のたうちまわって死ぬけどね。」といった最強の猛毒キノコの姿からは気高さすら感じられ、ジャージと長靴を泥だらけにして涙ぐみながらキノコを探しまわる小学生の私でさえも心奪われたものです。
もしこのキノコに毒がなければ、人々の手によって採取され、エリンギやぶなしめじと同列で ”きのこのこぉ〜のこ げんきのこぉ” というきのこの唄の歌詞の中に入れられ、フツーのキノコに成り下がっていたことでしょう。”死の天使” というかっこいい称号が与えられているのも猛毒ゆえ。
魅力の構造というのは単純ではないということを毒キノコから学んだ幼き日の秋でした。

さて、本日はきのこのリゾット。毒キノコは入っていません。私はなんだかよくわからないイギリスのキノコで作りましたが(ヒラタケとシバフタケみたいなの)もちろんお好きなキノコでどうぞ。舞茸やしめじなんかがおすすめです。

Mushroom-Risotto-2——————————

— きのこのリゾット(2人分)—

お湯 500ml

コンソメ 1個

玉ねぎ 1/2個

オリーブオイル 大さじ2

リゾットライス 180g

白ワイン 100ml

きのこ(お好みのもの)200g

バター 大さじ1

塩こしょう 少々

パルメザンチーズ 大さじ2

パセリ(みじん切りにしたもの)適量

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鍋にお湯500mlとコンソメスープの素を入れて温め、コンソメスープを作っておく。

玉ねぎをみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを加えてしんなりするまで中火で炒める。

リゾットライスをフライパンに加え、ライスのふちが半透明になるまで炒める。白ワインを加えて煮立たせ、水分がなくなってきたら温かいコンソメスープを100mlづつ加えて木べらで混ぜ、途中で水気がなくなったらまたスープを足していき、リゾットライスがアルデンテに仕上がるように炒め煮る。

別のフライパンにバターを溶かし、きのこをサッと炒めて軽く塩こしょうをして味を調える。

炒めたきのこの半量とパルメザンチーズをリゾットライスに加えて混ぜ合わせる。

お皿にリゾットを盛り、残りのきのこを上にトッピングし、刻んだパセリをふりかけて出来上がり。

12 Replies to “Mushroom Risotto”

  1. ひゃ、ひゃああああ~。
    怒濤の更新っぷり!

    流れるように美しく且つユーモアセンス溢れる文章に、
    misaさんの美しく品を感じさせるお料理と写真。
    その世界観にうっとりと陶酔していたら、その間にもどんどんと素敵な記事たちが。
    もー、嬉しい悲鳴です。
    そして、サクサクっとでもコメント綴らせて貰わないと、追い付かなくなっちゃう~☆
    (追い付かなくなっちゃうよー、Mogさん♪(にやり))

    きのこの風味を纏いにまとったリゾット☆
    めっちゃ美味しそうですーーー。
    それに、美しい。コーディネイトにもクラクラしています。

    見たこともない「死の天使」の凛とした佇まいに思いを馳せ、
    幼き日のmisaさんが放つ妖しい美しさに心奪われる森のクマさんを想像中です。

    だ、大丈夫、我らには妖術があります(←え゛!?)、我らは魔力が使えます(←!? しかもいきなり「我ら」扱い!?)
    クマさんには、魔力でしばらく眠っておいて貰いましょう。さあ、キノコ狩りを続けましょう。もう我ながら、何が何だか(笑)

    あー。キノコー。ワインー。呑みたーい(笑)

    1. 葉っぱさーん、ランチ休憩なう中のコメントありがとうございます。
      いやいやそんなイイ感じに言っていただいて、す、すみません!←恐縮しすぎて謝罪。
      職業柄、普段文章を書く機会が少ないので、こうして少しずつでもブログに文章を書いてエクササイズをしている次第です。。漢字とか本当に忘れちゃってるしねー。やばいやばい。

      そうですね、とりあえず森のクマさんには我らの妖術で眠ってもらいましょうか。その隙にキノコをごっそり。しめしめ。
      キノコ宴会を居酒屋またたび亭で開催するのが目下の夢です♡

  2. こんにちは!
    北海道のご出身だったのですね〜♪
    まだ行った事ないのですが、美味しい物が沢山ありそうなイメージです♡
    子供の頃からキノコ狩りを強要(笑)されていたという事は
    毒があるかないかの見分けがつくのでしょうか!w(★゚0゚☆)w

    キノコ狩りといえば、養殖されている椎茸狩りしかした事がないのですが
    採りたての椎茸の美味しさに衝撃を受けた事を今でもはっきり覚えています。

    私のブログのアイコンやらブログのタイトルにキノコ柄が使われている様に
    色や形も好きですが、食べるのも大好きです!!
    でもいつも脇役的に使ってしまいがちなのです。

    キノコリゾット絶対私の好きなヤツです♡
    そして器もオシャレで目を奪われました♡

    1. こんにちはー。
      ”きのこのこーのこげんきのこ” と鼻歌まじりにこのリゾットを作っているときにペコミさんのことを思い出しました。
      生協のビニール袋ではなく、ペコミさん作のきのこトートを持ってだったら、強要されてでも楽しくキノコ狩りができたかもしれません。
      北海道、食べ物はとても美味しいですよー!ヒグマもいますけどね。。

  3. ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ

    ミサしゃん
    今日ね。理科室の実験風に料理をアップしてたの。
    そしてミサさんの キノコの話。  死の天使 どれか一本に仕込んで。。。
    いやいやいや  だめだめだめだめ って 。。。。。ひくひくひく。

    と、そこからの 美味しいキノコリゾット
    スプーンを口に運ぼうとした瞬間  テーブルの向こう側で
    赤い口紅のミサしゃんが  にやり  と  頬杖ついて微笑むんでしょう?

    たっ 食べてよいのか それとも・・・・・・  

    もーーー そんな 妄想ふくらんじゃって
    こちら東京午前中から。  うわーーーーーーっ 叫びたくなったわ。

    今日のプレートも すごく 素敵で
    リゾットもとっても美味しそうで
    あ~~~~~。 死んでも天使が迎えに来てくれるならいいかも♪

    って ちゃうちゃう!!

    すごく 美味しそー たべたーーーーーい!!

    1. 金魚さんのあの理科室実験風コーディネート料理に毒キノコって、はまりすぎてて怖いコワイ。でも食べてみたい。
      試験管でトロピカーナ♡
      料理って見方によっては残酷ですよね。命をいただくんですもんね。
      と、こちらロンドン夕刻。実験&死の天使を妄想して思わず坊さんみたいなこと言ってしまいましたー。なむなむ。

  4. モグ子 says: Reply

    ミサしゃん、はえーよ。更新がーっ。
    おいつかーん。え、子宮ないって言われたのおお。
    すごーーー。ありますよね。そりゃあ。
    イギリスの医療体制恐るべしでございます。

    ほんで、毒キノコのくだりぃ。
    北海道の方はきのこになると本気モードなんですね。
    ウチの方もきのこ狩りとかあるけど
    なんか、達人的なひとがとってくれるよ。

    毒キノコのくだりからのレシピ。
    緊張感があってすてき。
    バツグンに旨いものの目の前にすると
    人って判断力鈍りそうようね。
    毒入りでも食べたい。じゅるる。

    かんけいないけど、きょう、パソコンが死にました。
    ちーん。

    1. モグ子ちん、またもやパソコン殺害?モグ子ちんこそ死の天使♡

      いやいや、北海道人がすべてキノコに本気モードではないのですが、うちは独裁恐怖政治ファミリーだったので、”キノコを採らざるもの食うべからず” 的な教育方針で。

      いやー、少し前までブログを完全放置していたもんだから、週1程度のフツーの更新で皆さんに”早い”と言われるようになったわ。しめしめ。

  5. 秋になるとキノコのリゾットの登場回数が一気に増えるのだけど、今年はポルチーニの外れ年だったので、ちょっと香り控えめなリゾットが多くなってしまった感じ。
    毒キノコって綺麗ですよね。
    白い天使の仲間で、絵本によく登場する赤に白い水玉があるキノコ(Amanita muscaria)もかなりの猛毒だけど、家に飾っておきたくなるぐらい可愛いですよね。
    キノコ好きとしてはシバフタケなるものが凄く気になるのだけど、画像から想像するに、Craterellus tubaeformis かな?
    日本はフランスに比べると栽培キノコの種類が多く、日本でこそキノコリゾットを楽しむべきなのだろうけど、知らないうちに鰹出汁を入れてしまい、きのこ雑炊になってしまうのはどうしてだろう?

    1. そうそう、Craterellus tubaeformisだと思います!あーよかった、名前がわかってスッキリしたー。さすがキノコハンター・タヌ子さん。
      お店で、Wild Mushroomsという名前で売っていて、”Wild Mushrooms? 大雑把なネーミングにもほどかある . . . ” と思い、何のキノコが気になって調べてたんですよね(食べる前に知りたかったんですが結局わからずじまいで)。やっとわかってよかったです!

      ほんと、日本の栽培キノコって種類が豊富ですよね。きのこの炊き込みご飯も雑炊も美味しいですが、今度帰省したときには日本のキノコでリゾットを作ってみよーっと。

  6. 素敵な写真にうっとり~
    この中に飛び込みたいです。
    小学生か゛涙ぐむきのこ狩り!
    日本で一般的に手に入るきのこは栽培ものばかりなので、
    野生のきのことは香りや旨味がかなわないのでしょうねぇ。

    1. わー、oishippoさんお久しぶりです!
      涙のキノコ狩り。うちの親ほんと鬼ですよね・笑。しかも、そんなに採ってももちろん食べきれないので近所の人達にいつもあげていました。。
      日本のキノコは栽培のものでも風味があって美味しいと思います!最近こちらの一般のスーパーでもやっと椎茸やしめじが手に入るようになりましたが、やっぱり日本のものが断然美味しいです。

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