・・・レモンチキン・・・
誰もが認める超絶美人だった夏目雅子が、その昔「私の好きな人は”檸檬”と漢字で書ける人です」みたいなことを言って伊集院静と結婚したが、これには全くうなずける。
ただ単に難しい漢字が書ければいいってもんじゃなく、”檸檬 (レモン)” と漢字で書けるのがポイントだ。これが”薔薇 (バラ)” だと、ビジュアル系なのかな?と思うし、”鮟鱇(あんこう)” だと、漁業組合のかたですか?となるし、”髑髏 (しゃれこうべ)” だと、暴走族かよ . . . となりそうだ。
大正、昭和前期の純文学に”檸檬”がけっこう登場してきたからか、”檸檬” の文字はどことなく文壇的な香りがしてなんだかかっこいい。こんな文字を横でサラサラ書かれちゃね、うわー♥ ってなるよね。
さて、”檸檬” という漢字は未だに覚えられない私ですが、今日のメニューは檸檬を使ってのチキンのオーブン焼きです。レモンの香りと風味が爽やでジューシーなお肉だよ。
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— レモンチキン(4人分)—
鶏もも肉(骨付きでも骨無しでも可)800g
塩
黒こしょう
エシャロット(小)8個
オリーブオイル 大さじ2
レモン2個
タイムの葉 大さじ4
にんにく 5片
白ワイン 大さじ3
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鶏もも肉に気持ち多めに塩と黒こしょうをふる。
エシャロットの皮を剥く。
熱したフライパンにオリーブオイルをしき、エシャロットと鶏肉を焼く(鶏肉は皮目から焼いて下さい)。皮目に焼き色がついたら、半量の肉汁と一緒に耐熱皿に移す(このときに、鶏肉は中まで火が通っていなくてもかまいません)。
にんにくは皮つきのまま包丁の腹で潰して、耐熱皿に入れる。
レモン1個を搾ってレモン汁を作り、皮をすりおろす。もう1個は薄い輪切りにする。
レモン汁とレモンの皮、タイムの葉、白ワインをボールに入れて混ぜ合わせ、耐熱皿のチキンの上からかける。輪切りにしたレモンを並べる。
200度に熱しておいたオーブンで約30分(鶏肉の大きさによって時間を調節して下さい)、鶏肉に完全に火が通りキツネ色になるまで焼き上げて出来上がり。
うををををををを
めっちゃくちゃ旨そうだーーー!!!
急激にワイルド化しそうな程美味しそうです。
このこんがり焼き目!焼かれたレモン、否、檸檬!
以前ナイフと間違えちゃったピック(?)も素敵です。
このテーブルやこの耐熱皿と共に、すごーく雰囲気醸し出しますね~。
「檸檬」ってなんだか、現代文の授業を思い出します。
そこへ来ての「鮟鱇」がツボ入りました。ぎょ、漁業組合。misaさんのこのセンス、いとをかし。
ころころエシャロットや、タイムの彩りも美しい♪
ああ、鶏さん。かぷっと食べたら、香ばしい皮の先に美味し~い肉汁が溢れ出すのだろうな。レモンの風味と共に。
ぎゃー。食べたいよぅぅ。
ワイルド化・笑。
そんな葉っぱさんもめちゃめちゃ舞いそうで素敵。
この肉刺し棒(たぶん ”カービングフォーク” とかなんとかってゆー名称だと思うんですが、ピンとこないので、私は ”肉刺し棒” と呼んでいます . . . そのまんますぎるぜ)、近所の蚤の市で100円ぐらいで購入したんですが、味があって私も気に入っているんですー。すごーく使い込まれているので、前の持ち主はよっぽど肉好きだったんだなー . . . と。
わー、いとをかし、懐かしい!枕草子だぁー!
ここであのお方の名前を見つけるなんて、胸躍りましてよっ。
伊集院静氏、大好きです。たとえ檸檬が漢字で書けなかったとしても好きです。作品も好きだし、最近のほぼ白髪になりながらも、いまだなんとなくワイルドなルックスも大好き。そして、私と同年代であるはずのmisaさんがなんで結婚に至るまでの逸話を知っているんだろうと不思議。私、三蔵法師の彼女しか覚えていません。
そしてもう一人好きなのが魑魅魍魎(ちみもうりょう)とサラサラと書けてしまうであろう京極夏彦氏です。なんとなく爬虫類系の顔がたまりません。
あ、私の男のタイプの話じゃないっ?レモンチキンっ!! これまたタイプです~。最近、肉類が消化しずらいのですが、レモンチキン食べたい。でも、好きな人の前じゃない方がいいですね。子供と一緒にがつがつと食べたいタイプのものです。
お、伊集院静氏と京極夏彦氏が好みのタイプとは。こりゃー私のkaoノートにメモっておきます(ストーカーではありません・笑)。
私もお2人の作品、好きです。たしかに京極氏はやたら画数の多い漢字をバンバン書けそうですよね。
はは、さすがに夏目雅子の結婚記者会見はタイムリーでは見ていませんが、映画「鬼龍院花子の生涯」をテレビで放送していたのを見てその美人度に度肝を抜かれ、どうしたらこんな風になれるんだろうと、夏目雅子について色々調べあげました。そして、研究した結果、自分には夏目雅子要素がひとつもないことに気付いたのでした。。嗚呼。
ばら、あんこう、しゃれこうべ。
もー。このくだり、おもしろすぎますよー
さすが文豪ミサしゃん。
おお。檸檬・・・・
乱視&老眼がはじまってきてからは
なんとなくのポーションしかわからんけど
素敵なジズラですね。
思わず、拡大して見てしまう。
しかも画数多い漢字を書けるの見るだけで
ほれそうになってしまうのよね。
あ、あとかけ算ね。5のダン以上。
柑橘系×肉は間違いないですね!
レモンのいいところは沢山使っても
甘みもないし、主張しすぎることもないとこですね。
なんだったら香だけとか。
ほんと良いヤツだと思います。
皮、いいねー。
かっこいい外国のオサレ料理だわああ。
笑。たしかに8の段のかけ算をスラスラ言われると(←そんな機会レアすぎる)、惚れるよねー。
私なんて、自分の名字が『渡邊』って言うんだけど、中2まで『邊』の漢字間違って書いてたしねー。てへ♡(←バカなうえに可愛くない)
にんにくの皮ねー。こっちの料理で、そのまま残して使ってるの見て、私も ”かっこいいー” と思ってやってみたー。
けど実際は、”なんとなくオサレ” という以外に残してる意味って特に無いけどね。ってか、たまに間違えて口に入ってモソモソするしね。
でも『料理は見た目 by Mariko Matsui』のお言葉に、私も100%賛成なので、意味がなくても美しければGOってことで♡