Caramelised Red Onion & Apple Chutney

・・・赤玉ねぎとりんごのチャツネ・・・

ヨーロッパのクリスマスはさぞかし素敵なんでしょうね。とよく言われたりしますが、いいえ全く。ろくなもんじゃありません。

基本的にクリスマスは家族団欒でまったりと過ごす慣習。交通機関もイヴの夜から全面ストップ。お店もレストランも飲み屋もすべて閉まっているので、こちらに家族のいない私はこのプチ軟禁状態に途方に暮れるばかり。

以前に何度かイギリス人のご家庭でのクリスマスに招待して頂いたこともありますが、これはこれでまた大変。
未体験の ”ファミリー感” に戸惑い緊張している隙に、目の前に肉料理ドーン。てんこ盛りの肉。肉。肉。やっとの思いで完食し、生態系のピラミッド図を頭に思い浮かべ弱肉強食について思いを馳せていると、お次はクリームがたんまり添えられたクリスマスプディングが目の前にデデーン。この状況を身近な例でたとえるなら、焼き肉食べ放題で胃袋の限界にチャレンジしたあと、クリームまみれの羊羹を1本差し出された感じ。
いや、豪勢なお料理とおもてなしは本当に有り難いんですが、先祖が農耕民族である私の臓器は破壊寸前。 恐るべしアングロ・サクソン。

そんなこんなでここ数年、クリスマスには泊まり込みで友達としこたま飲むプランを採用中。 . . . この微妙すぎる状況にメリークリスマス。

さて、赤玉ねぎとりんごのチャツネ。チーズのお供に大活躍。クセの強いチェダーやブルーチーズと良く合うよ。他にも、お肉に添えたりハンバーガーやサンドイッチに入れたりと、けっこう使い道があったりします。
出来上がりを瓶に詰め数週間ほど寝かせて熟成させると完成。

チーズ消費No.1月間の12月(しこたま飲む日々のつまみ)に向けて秋には瓶詰め完了。この用意周到さが食べ物以外のことでは全く発揮されないのは何故なんだろう。

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赤ピーマンとりんごのチャツネ(ジャムの瓶4個分)—

赤玉ねぎ 5個(700g)

りんご 2個(400g)

にんにく 1片

赤唐辛子 1本

オリーブオイル 大さじ2

シナモンスティック 1本

ローリエ 2枚

バルサミコ酢 200ml

赤ワインビネガー 100ml

白砂糖 100g

黒砂糖 100g

塩 ひとつまみ

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赤玉ねぎとりんごは皮をむき、小さめのザク切りにする。にんにくと赤唐辛子はみじん切りにする。

厚底の鍋にオリーブオイルを熱し、刻んだ赤玉ねぎを弱火で約30分、薄いきつね色がつきしんなりとするまで炒める。

刻んだりんご、にんにく、赤唐辛子、シナモンスティック、ローリエを鍋に加え、すべて一緒に15分ほど炒める。シナモンスティックとローリエは取り出して捨てる。

バルサミコ酢と赤ワインビネガー、白砂糖、黒砂糖、塩ひとつまみを鍋に加えて沸騰させ、焦げないように時々かき混ぜながら、トロっとジャム状になるまで弱火でゆっくり煮詰める。

消毒した瓶に詰めてしっかりと蓋をし、涼しく乾燥した場所で数週間熟成させて出来上がり(4週間後ぐらいが一番の食べごろです)。
 

8 Replies to “Caramelised Red Onion & Apple Chutney”

  1. !! リンゴと赤玉ねぎのチャツネ!!材料を見て、またまた!!
    なんだか未知の世界です。でも、misaさんが秋から仕込んでいるんだから間違いないですね。バルサミコ酢を買ってきてやってみよう。
    それにしても、家族で過ごすクリスマス。私がいたのは、交通機関のあまりなかった田舎でしたから、雪の中を車を走らせてましたけど、それでも、日本のクリスマスの方がよっぽどお祭りっぽくて、お気楽で心地いいと思ったのを思い出しました。
    普段行かない教会に連れていかれたりして、妙に皆さん明るくて親しげで、ありゃー、クリスマスって酔って踊り明かす日じゃなかったのね、と誤解していた自分の頭を叩きたくなりました、そういえば。
    でも、今日はお祭り騒ぎの大晦日。どこかでもうすでに飲まれていたりして。日本は大掃除の真っ最中でしてよ。
    良いお年をお迎えください。

    1. 明けましておめでとうございます!
      やっと二日酔いから立ち直りました . . . 。パーティーシーズンも終わったので、これから頑張って働かなくては。あぁ、めんどくさい。

      ほんと、日本のクリスマスのほうがよっっぽど気楽で楽しいですよね!KFC食べて(←これ、こっちの人たちに超ウケてました。いやいや、ターキーとかチキンの丸焼きよりケンタのほうがいいってーの)パーティーして。

      お正月まっただ中の日本、おせちとかお雑煮とか食べてご家族でゆっくり過ごされていることと思います。くぅーー羨ましい。
      ではでは、本年もどうぞよろしくお願いします。

  2. Michelina says: Reply

    Misaさん、

    はじめまして、と挨拶してから2度目の投稿です。
    色んなレシピを作ってみたのですが、どれも美味しくてはまっています。
    特にポテトのローズマリー焼き、ただの焼き芋なだけにどこでどんな風に手をかけるか、
    ひと手間で仕上がりに差がでますね。
    そもそも芋選びが大事ですけどね(好みですが、わたしはグリルするなら水っぽい芋で
    外側シャリッ、中ほろりが好きです)。
    あとはナスとひよこまめのサラダ、中東風の焼きめし、これも好きです。

    で、次、赤玉ねぎが沢山収穫できたのでこのチャツネに挑戦しようと思っているのですが、
    質問があります。

    ①シナモンはスティックではないとダメでしょうか。
    パウダーならあるのですが、スティックが近所に見当たりません。

    ②4週間後が食べごろとのことですが、4か月後とかはどうでしょうか。沢山作ると短期間で消費できそうにないので。アンチョビのように置けば置くほど美味しくなるようなものですか?それとも味がおかしくなってしまうようなものですか???

    どうかアドバイスください。

    1. Michelinaさん、こんにちは。わー、そんなに色々作ってみてくださっているんですか?ありがとうございます!
      私もポテトのローズマリー焼きはよく作りますよー。私も、外側シャリの中ホロ系お芋で作るのが好きです :)

      さて、ご質問の件ですが、シナモンはスティックじゃなくてもパウダーで大丈夫です!お好みの量を調整して入れてくださいね。
      そして、チャツネは保存食なので瓶に雑菌さえ入らないよにすれば1年ぐらいはもつみたいですよ。むしろ2〜3ヶ月は熟成させたほうが美味しい(私はそんなに待ちきれないのですぐに食べちゃうんですが笑)という人達もたくさんいるので、4ヶ月後とかいい感じだと思います!
      そっか、4ヶ月後といえばクリスマスですもんね。私も今回は早めに作って熟成させてみようかなー….。

      つたない私のアドバイスですが、お役にたてれば光栄です :D

  3. Michelina says: Reply

    Misaさん、

    早速のお返事ありがとうございます。
    熟成させておいしくなるなら、
    今週末にでも仕込みます。

    写真すごくおいしそうだもの。
    楽しみです。

    1. 熟成させて待つのって楽しみですよね!(食べたいでも食べられない…みたいなもどかしさがいい感じ笑)
      このチャツネ、チーズと一緒に食べると美味しいです。Michilinaさんにも気に入ってもらえますように :D

      1. Michelina says: Reply

        ご報告です。作ってから半年以上経って、ふと思い出して食べたんです。全粒粉ぎっしりのパンに、白カビチーズと一緒に。作りたてよりはるかに円やかに味が落ち着いていて本当に美味しい。酸味も角がとれたというのか。チーズもアドバイスとおりカビ生えた強いものにしたら、チャツネに負けてない感じでした。

        「いいね!いいよー!」

        と感嘆しながら食事を終えたところでございます。
        素敵なレシピ重宝してます。

        1. Michelinaさん!
          ずっとブログをサボっていて、久しぶりに更新しようとページにきたらMichelinaさんからのコメントを発見しました。嬉しいコメントをいただいていたのに返事が遅くなってすみません!
          チャツネ、良い感じで熟成したんですね :) よかったー。全粒粉ぎっしりのパンと癖の強いチーズとの組み合わせ、美味しそうですね!私も今度やってみます。
          丁寧にしっかり熟成させてくださって、チャツネも喜んでいるに違いないと思います :)

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