Raspberry Eton Mess

・・・ ラズベリーのイートン・メス・・・

イギリスの初夏のデザートの代名詞、イートン・メス。
ベリー類(いちごが定番です)、生クリーム、砕いたメレンゲをさっくりと混ぜ合わせたお手軽デザート。

”イートン・メス” というこの名前、”イートン [Eton]” は、あのイギリスの超名門パブリックスクール、頭も家柄も良くなきゃ入れないエリート校、授業料年間500万円って一体どんな授業なんですか?黒板のチョークは純金かなんかでできてるんですか?ってことはチョークの粉は金粉ですか?サイババですか?の ”イートン校”(← すみません、私的偏見に満ち溢れすぎた長い枕詞で脱線しました)。”メス [Mess]” は英語で ”ぐちゃぐちゃ” という意味で、これらを組み合わせた ”イートン・メス” の名前の由来には諸説あり定かではないようですが、ある説によると、イートン校の遠足でおやつのパブロヴァが犬に踏み潰されてぐちゃぐちゃになってしまったことから得たアイデアのデザートで . . . とかなんとか。

てゆーか、遠足のおやつにパブロヴァって . . . サイババですか?(すみません、パブロヴァにサイババは全く関係ないですね)
そういえば私も小学校の遠足のとき、うっかりリュックを踏み潰して、おやつのうまい棒がぐちゃぐちゃになった経験がありますが、そこから得たものは金粉ではなくてうまい棒(明太子味)の粉だけでした。サイババ感のかけらも無いです。

砕けてぐちゃぐちゃになったおやつでさえ、なんとなくお洒落なデザートに変えてしまう、やはりそれがエリートがエリートたる所以なのでしょうか。
砕けたうまい棒からなんの着想も得ず、ただ成るがまま手と口の周りを粉だらけにしていた私は、その時点ですでにこの競争社会から脱落していたのでしょうか。

さて、イートン・メス。
今回はラズベリーを使いましたが、ストロベリーでもブルーベリーでもブラックベリーでもトロピカルフルーツでも、もしくはバナナなんかでも、お好みのフルーツでどうぞ。


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— ラズベリーのイートン・メス(4人分

ラズベリー 300g

生クリーム 200ml

砂糖 小さじ1

ピスタチオ(刻んだもの)少々

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– 焼きメレンゲの材料

卵白 2個分

砂糖 100g

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– 焼きメレンゲの作り方 –

オーブンは100度に熱しておく。ボールに卵白を入れ、電動ミキサーで角が立つまで泡立てる。砂糖100gを少しずつ加えながらさらにしっかりと角を立たせる。クッキングシートを敷いたオーブントレイの上に、スプーン2つを使ってメレンゲ生地を丸く落とし、オーブンで約90分焼き上げる(焼き時間はオーブンによって調整してください。焼き色があまりつかないように低温でじっくり、サックリと仕上がるように)。

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ボールに生クリームと砂糖を入れて8分立てにする。ラズベリーと砕いたメレンゲをボールに加えてサッと混ぜ合わせる。

器に盛り付け、刻んだピスタチオをふりかけて出来上がり。